≪ 観光の皆さまへ・ 四万十川 ≫
【お願い】四万十川(沈下橋)へお越しのお客様へ

佐田沈下橋・岩間沈下橋 車両通行規制

GW・お盆期間

観光のお客様には、現地で警備員がご案内いたします。

ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。

 

四万十川は196kmにもわたる四国最長の大河です。
 四万十川の”源流点”は、高知県高岡郡津野町の「不入山」。四国カルスト県立自然公園の東南に位置する標高1,336mの高峰です。
源流域には、津野町の北部、梼原町などが含まれ、四国カルストや天狗高原、四万十源流の森など、四季折々の大自然と景勝にめぐまれた観光ポイントがあります。

 四万十川の正式名称はもともと「渡川」でした。中村(現、四万十市中村)では四万十川は通称として呼ばれていましたが、「日本最後の清流・四万十川」とテレビで紹介されたことをきっかけに全国に知られることとなり、地元の強い要望で、平成6年7月25日「四万十川」に変更されました。

上流

 四万十川の上流域には、津野町の南部、梼原町、中土佐町、四万十町の北部などが含まれ、流域では四万十川は無数の渓流や支流を集めて徐々に水量を増やしながら、ゆるやかに南下していきます。
 一帯には、温泉やキャンプ場、太郎川公園、轟公園などがあり、春から夏にかけてのシーズンには、キャンプや渓流釣りなどのアウトドアライフを楽しめます。

中流

 四万十川の中流域には、四万十町、四万十市北部などの広範な一帯が含まれ、ここでは、さらに幾筋もの支流を集めた四万十川が、大きく蛇行をくりかえしながら、四万十町窪川で台地に南下をはばまれて西へ向かい、やがて最大の支流である梼原川と合流。さらに四万十市西土佐で第2の支流である広見川と合流し、再び南下を始めます。
 日本の河川の中では中流域とは思えないほど豊かな水量と川幅にめぐまれた清流は、カヌーやボート、キャンプなど、アウトドアライフのメッカとして人気があります。

下流

 四万十川の下流域には、経済文化の中核都市である四万十市があり、ここでは、川は市街地をゆったりと南下して、はるばると太平洋へと注ぎ込みます。
 下流域には、観光屋形船やトンボ自然公園、佐田の沈下橋などの見どころがあり、伝統的な”川漁”などの風物にもめぐまれています。四万十川の河口近くでは、サーフィンを楽しむ若者たちの姿もみられます。

 古来より四万十川流域では農業が盛んにおこなわれ、また上流域で作成された炭や農作物を舟で下流域まで運搬し、流通経済の要ともなってきました。
 しかし、四万十川流域は台風が頻繁にやってくる土地柄でもあり、昔より度々洪水の被害にあってきました。戦後、堤防工事や護岸工事が進みその被害は大きく軽減されましたが、それでも尚、大雨のシーズンには沈下橋が沈み、暴れ川の一面を見せます。

四万十川の沈下橋

 雄大な緑の山々に青い空、青い四万十川、そして沈下橋という風景は観光のポイントともなっています。
沈下橋には欄干がありません。大洪水で橋が水中に「沈下」することを想定し、水の抵抗を受けにくくするためや、欄干があることにより木などがが引掛り水の流れが悪くなることを防ぎ、更なる川の氾濫を避けるために、最初から欄干を作っていないのです。つまり、沈下橋は自然を押さえつけるのではなく、あるがままの自然を受け入れ、折り合って生きていこうという流域にすむ人々の生活様式を象徴するものと言えます。

  • 普段の佐田沈下橋の様子普段の佐田沈下橋の様子
  • 橋げたまで水が増水した様子。 橋げたまで水が増水した様子。
  • 沈下橋が完全に沈んだ様子。沈下橋が完全に沈んだ様子。

 河口からいちばん近い沈下橋は、佐田(今成)沈下橋で、橋を渡るときの気分はそう快です。
 他に、四万十市内だけでも、深木、高瀬、勝間、口屋内、岩間、長生、中半家、半家の沈下橋があり、いずれも四万十川らしい、川と人との関わりの感じられる風景が見られます。

四万十市の沈下橋

今成橋(通称/佐田沈下橋)

今成橋(通称/佐田沈下橋)

中村駅より車で15分。自転車で40分。バスはあるが不便。
四万十川最下流で最長の沈下橋。もっとも観光客になじみのある沈下橋でシーズン中は多くの観光客で賑わいます。

建設年月日:昭和47年
全長:291.6m
幅員:4.2m

三里沈下橋

三里沈下橋

中村駅より車で20分。自転車で50分。バスはあるが不便
 下流の今成橋と比べると、訪れる人は少ないですが、夕日に映された風景は絶景です。

建設年月日:昭和38年
全長:145.8m
幅員:3.3m

高瀬沈下橋

高瀬沈下橋

中村駅より車で25分。バスは江川崎行で高瀬橋下車。
 四万十川で3番目に長い沈下橋です。初夏のホタル見物、夏場のキャンプなどたくさんの観光客で賑わいます。

建設年月日:昭和48年
全長:232.3m
幅員:3.4m

勝間沈下橋

勝間沈下橋

中村駅より車で30分。バスは江川崎行で鵜の江下車
橋脚が3本ある珍しい沈下橋。釣りバカ日誌14の撮影現場としても有名。

建設年月日:昭和34年
全長:171.4m
幅員:4.4m

屋内大橋(通称/口屋内沈下橋)

屋内大橋(通称/口屋内沈下橋)

中村駅より車で40分。JR江川崎駅より車で30分
曲線を多様したデザインがユニークな沈下橋です。すぐ下流には支流の中で最も透明度が高いといわれている黒尊川が合流しています。
H22年より全面通行止めをしておりましたがR3年4月に解除されました。

建設年月日:昭和30年
全長:241.3m
幅員:3.6m

岩間沈下橋

岩間沈下橋

中村駅より車で50分。JR江川崎駅より車で20分
よくポスターやテレビに登場するのが、この沈下橋です。写真撮影をする観光客が多いことでも知られています。
※H29年11月より全面通行止めをしておりましたがR3年4月に解除されました。

建設年月日:昭和41年
全長:120.0m
幅員:3.5m

長生沈下橋

長生沈下橋

JR江川崎駅より車で5分
キャンプやカヌーで夏場は多くの観光客で賑わう沈下橋です。

建設年月日:昭和35年
全長:120.0m
幅員:3.1m

中半家沈下橋

中半家沈下橋

JR江川崎駅より車で10分
JRの鉄橋と併せて抜水橋、この沈下橋と3つの異なる橋が比較できます。
車両通行止め。

建設年月日:昭和51年
全長:125.9m
幅員:4.3m

半家沈下橋

半家沈下橋

JR江川崎駅より車で15分  四万十市の中で四万十川にかかる一番上流の沈下橋。急流の中にかかり瀬音や白い水しぶきの流れが楽しめる。秋祭りには、牛鬼や五鹿が渡り、地域の厄払いを行う。

建設年月日:昭和35年
全長:124.5m
幅員:3.3m