土佐の小京都中村を知る　～武士の町と町人の町～

郷土博物館には中村の町の絵図が保管されています。江戸の絵図を見ると町の中に名字を持った武士たちと「町家」に暮らす人たちがいたことが分かります。京町や本町といった町人たちの町は今は商店街になり、道から奥に向かって長く伸びる短冊状の地割りが多く見られます。
一方、お城の裾野に軒を並べていた武士たちの町には、裁判所や県の行政機関などが立ち並んでいて、庭のある四角い地割りが目立ちます。
中村の町は中世以来町の空間の使い方が長く引き継がれているのです。

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